10月6日(日)、台風15号の被害を受けた千葉県南房総市で、淑徳大学の学生と職員の方々で災害支援ボランティアを行いました。学生は千葉キャンパスをはじめ、埼玉キャンパス、東京キャンパスからも参加がありました。
まず、南房総市にある三芳保健福祉センターに行き、ボランティア保険に加入したり、ボランティアについての心得などの説明を受けたりしました。そこで、南房総市は住民の方の約半数が高齢者で、特に一人暮らしをしている方は瓦礫などの片付けが難しく、人手が足りていないとのお話がありました。
三芳保健福祉センターで手続きや活動準備を終えた後、依頼者のお宅である活動先へ向かいました。その移動中に、南房総市の街中の様子を見ていましたが、瓦屋根の一軒家はブルーシートで屋根を覆っているところが多く見受けられました。また、大きな看板が倒れているところもありました。
実際に依頼者のお宅へ伺い、指示書に書かれている作業内容の確認をしてから作業を始めました。依頼者の方は、高齢の女性の方でやはり1人では片付けをすることが難しいとのことでした。2階建てのお宅で、2階のゴミや荷物を分別する人たちと、1階で軽トラックにそれらのものを載せる人たちに分かれて作業を行いました。
2階の部分は屋根が剥がれており、床にはガラスの破片が飛び散っていました。依頼者の方に捨てていいものかどうか確認をとりながら作業を進めました。
ボランティアの活動時間が限られていることもあり、2階にあるものを全て片付けることはできませんでした。しかし、活動終了後に依頼者の方が目に涙を浮かべながら、感謝の気持ちを伝えてくださいました。
今回のボランティアで、一度行くだけではなく、支援を「続ける」ことの大切さを実感しました。
表現学科2年 見上夏美