センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

演劇の実習で「演者」と「裏方」の両面を学び
番組制作における自分の役割とやりがいを実感

株式会社クリーク?アンド?リバー社 所属
TBSテレビ 勤務
野中 優海さん
人文学部 表現学科 2023年卒
長野県立松本県ヶ丘等高等学校 出身
卒業生_WEB_野中

報道番組の取材準備から編集補助まで、番組づくりをサポート

2023年4月にクリーク?アンド?リバー社に入社して以来、テレビ局に常駐して番組制作のアシスタントディレクターとして働いています。入社当初は、スタジオ班に配属。フリップやスライドの手配、備品の買い出し、車両の手配など、スタジオ収録に関わる業務の補助を行っていました。その後、特集班に異動し、ロケで取材やインタビューを行うほか、カメラの準備、編集業務など、ディレクターのサポートを広く任されています。
 
映像制作は、2週間に1本ほどのペースで行います。企画会議で内容が決まったのちに、ディレクターとチームを組んでロケに出かけるのですが、シーンによっては一人で撮影を担当することもあります。撮影や取材の方法を自分なりに工夫した結果、その映像が番組内で使われるととても嬉しくなります。
 
また、ロケでは一般の方へのインタビューも担当します。相手を緊張させないように心がけていますが、インタビュアーである自分のほうが緊張してしまうこともあり、現場での対応の難しさを実感しているところです。

ラジオ番組、食レポ、競馬実況など、専門的な演習でスキルが身についた

表現学科では、他大学ではなかなか学べない専門的な知識やスキルを、実践を通して習得することができました。たとえば、ラジオ番組を制作する授業では、現役のディレクターから番組制作のノウハウを学んだうえで、企画構成からスタジオ撮影までをグループで実践。完成後に、オープンキャンパスで放送したことも印象に残っています。ほかにも「食レポ」や「競馬実況」など、これまで体験したことのなかった演習が多く、刺激的な毎日でした。
 
また、授業で「演者」と「裏方」の双方の立ち位置を理解できたことは、現在の仕事にも大いに役立っています。たとえば、アナウンサーはただ原稿を読むだけではなく、事前にさまざまなことを調べていらっしゃいます。その手助けをするのも、アシスタントディレクターの仕事です。取材先を調査し、わかったことを資料にまとめて渡したところ「丁寧にまとめてくれて、どうもありがとう。とても助かった」と感謝の言葉をいただいたときには、大きなやりがいを感じました。
 
授業外でも、オープンキャンパスのアンバサダー活動をはじめ、大学行事の運営に積極的に関わり、企画立案やプレゼンテーションも数多く経験しました。これによりコミュニケーション力やリーダーシップ力を磨くことができ、さらには「卒業後は、企画力を活かせる仕事に就きたい」と思うようになりました。

新しい体験や挑戦をするきっかけとなる番組をつくりたい!

現在の目標は、自分が撮影した映像が少しでも長くオンエアされること。そして、その映像を見た視聴者に「ためになった」と思っていただくことです。
 
そして将来的には、自分が制作した番組によって、視聴者が新しい体験や挑戦をするきっかけを生み出していきたいと考えています。「行ってみたい」「食べてみたい」「もっと深く知りたい」と頭の中で考えるだけでなく、実際にアクションを起こすことにつながる映像をつくり、少しでも社会に良い影響を与えられれば。そう思いながら、日々、仕事に向き合っています。
 
淑徳大学は、「表現者になりたい」という私の夢を具現化し、新しい挑戦をするきっかけを与えてくれた大学です。具体的に何をめざせばいいのか決まっていない人も、「何かに挑戦してみたい!」という気持ちがあれば、全力でサポートしてくれる環境があります。みなさんも、淑徳大学で充実した4年間を過ごしてください。