センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

授業で学んだ声、視覚、言葉の表現を活かし
地元の人に愛されるフリーペーパーを届けたい

内定先 株式会社地域新聞社
今泉 好香さん
人文学部 表現学科 4年生(2023年取材時)
千葉県立千葉北高等学校 出身
表現_WEB_今泉

本格的な設備と、現場を経験してきたプロの指導で表現を学ぶ

小学生の頃から、イベントの司会などを通して人前で話す機会が多かった私は、声での表現、特に放送の分野に興味を持っていました。淑徳大学の表現学科では、放送だけではなく、文芸や編集など、表現について幅広く学ぶことができると知り、興味のある分野で自分の可能性を広げられると思い入学を決めました。
 
表現学科に入学して驚いたことは、設備が充実している点です。1年次に学んだ「創作表現技法Ⅰ?Ⅱ(演技)」では舞台や音響設備を使って、脚本から演出、舞台装置までを全学生が担い、一つの演劇を完成させることができました。これは本校の表現学科ならではの実践的な授業だと思います。演劇だけでなく放送についても、ラジオ番組を制作するためのスタジオやマイク、収録機材が揃っています。
 
また、実際の現場で働いてきたプロの指導が受けることができ、実体験をもとにした貴重なお話が聞けるのもこの学科の魅力の一つです。

アイデアをB4サイズに落とし込み、工夫を盛り込んだ広告を制作

2年次に学んだ「編集文化研究Ⅲ(広告の技法)」では、毎週テーマに沿って広告をつくる課題が出されました。実在するお菓子など商品広告をB4サイズでつくるというものです。パソコンを使って自分の好きなようにレイアウトしたり、キャッチコピーを入れたりします。毎回どう表現するかとても悩みますが、「商品パッケージに合わせた色にしよう」「キャッチコピーを目立たせよう」など、工夫しながら作成しました。レイアウトからキャッチコピーまで、広告制作を学べる貴重な経験となりました。
 
特に評価の高かった広告は、皆にシェアされます。私はチョコレートの広告で評価をいただきました。全体を茶色の基調にしてキャッチコピーを金色にし、チョコレートのパッケージに寄せて作りました。選ばれるとうれしいですし、選ばれなくてもほかの人の作品を見ることができて良い刺激になりました。

幅広い表現方法を活かし、さまざまな角度からチャレンジしたい

就職は、地元である千葉県内のフリーペーパーを発行する会社から内定をいただきました。就職活動を始めた頃は自分に合う企業の選び方が分からず、不安でいっぱいでした。ですが内定先と出会い、地域の人の温かさに触れながら仕事ができることや、面接の際に自分らしくリラックスして受けられたことで、「私が探していたのはこの会社だ」と安心できたのを覚えています。
 
就職先では、広告の授業で学んだ視覚や言葉を使った表現、放送で学んだ声での表現など、幅広い表現方法を活かして、さまざまな角度からチャレンジできる人になりたいです。