センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

「ちば!教職たまごプロジェクト」に参加し
特別支援学校教諭をめざすように

内定先 千葉県(特別支援学校教諭)
古谷 颯一郎さん
総合福祉学部 教育福祉学科 健康教育コース 4年生(2023年取材時)
千葉明徳高等学校 出身
教福_WEB_古谷


サッカーを続けながら、体育教員めざすことのできる大学へ!

高校時代はサッカーに打ち込み、体育の教員になることを夢見ていた私。大学でも引き続きサッカーを続けながら、同時に、高等学校教諭一種免許状(保健体育)と特別支援学校教諭一種免許状の取得をめざしたいと考えていました。
 
大学選びについて高校のサッカー部の監督にも相談したところ、将来にもつながる大きな縁をつないでくださいました。その縁とは、当時の淑徳大学サッカー部の監督との出会いです。監督同士が知り合いだったこともあり、淑徳大学サッカー部の監督が私たちの試合を見に来てくださったのです。
 
このときに、淑徳大学サッカー部の監督から、「淑徳大学で一緒にサッカーをしよう」と声をかけていただいたのが、入学の最大の決め手です。これが決定打となって「絶対に進学したい」と思うようになりました。

模擬授業を繰り返し、自信をもって「教育実習」に挑むことができた

入学後は、実践的な授業が多数ありました。私は、中?高校生の心身の健康に関する知識やスキルを学ぶ「健康教育コース」を専攻。4年間を通して専門性を高めてきました。なかでも力を入れたのは、各科目の授業内で行われる模擬授業です。講義や演習で培ったスキルを実践するために、まずは大学の教室で、クラスメイトを生徒役に見立て授業を行ってみるのです。
 
最初に挑戦したのは、3年次後期。「病弱教育」の授業内で行った、電子黒板を使った模擬授業でした。このとき私は、緊張のあまり第一声から声が震えてしまったのですが、「初めてなのに、とても丁寧に行っていました。よく頑張りましたね」と先生に言っていただけたことがとても嬉しく、「課題はたくさんあるけれど、これからも努力を重ねよう」と前向きに取り組むことができました。
 
こういった経験を重ねた先、4年次に待ち受けているのが「教育実習」です。実際に生徒の前で50分間の授業を行うのですが、当初は「生徒にとって有意義な授業を行うことができるのだろうか」と、とても不安に感じていました。
 
この不安を払拭するには、模擬授業を繰り返して苦手意識を克服するしかありません。そこで、通常の模擬授業に加えて、教育実習本番の前後に行う「中等教育実習事前事後指導」にも力を入れ、「自分がどこを苦手としているのか」を把握。課題に向かって集中的にステップアップできたことが、大きな自信につながりました。教育実習の直前には、「生徒の表情をしっかり見て。落ち着けば大丈夫」という先生のアドバイスもあり、とても心強かったのを覚えています。

将来の目標は、特別支援学校のサッカー部顧問になること

入学当時は漠然と高校の体育教員をめざしていましたが、学びを重ねていくうちに特別支援学校教諭にも興味が沸き、将来の目標に掲げるようになりました。きっかけは、「ちば!教職たまごプロジェクト」での活動です。障がいを抱える生徒とふれ合い、「この子たちの笑顔をもっと見たい」と思うようになったのです。
 
また、卒業論文のテーマは、サッカー部の活動経験も活かし、「特別支援学校でのサッカー指導の在り方」としました。特別支援学校のサッカー部に足を運び、見学や先生方へのヒアリングを行いなら日々、研究を進めています。
 
卒業後は特別支援学校の教員として、障害のある子どもたちと関わっていきます。経験を積み、ゆくゆくは特別支援学校でサッカー部の顧問となるのが目標です。小学校の頃から続けてきたサッカーを通して、技術だけでなく、仲間と協力しながら努力し続けることの意義も教えたいと思っています。