センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

大好きな食を仕事にするため、管理栄養士に!
食事を通して患者さんの健康をサポートする

エームサービス株式会社 勤務
島田 ひよりさん
看護栄養学部 栄養学科 2023年卒
千葉県立袖ケ浦高等学校 出身
卒業_WEB_島田

患者さんに合った食事を作り、喜んでいただけることがやりがい

私は現在、給食事業の委託会社に就職し、病院の患者さんへの食事提供を行っています。担当しているのは厨房での調理や盛り付けです。入社当初は、煮物などの調理がなかなかうまくいかず、先輩方に手伝っていただきながら作っていました。ですが今は調理の完成度が上がり調理時間も早くなったことで、時間内に自分の担当を終わらせることができています。以前、食札の裏に「おいしかったよ」と書いてくださった患者さんがいて、それを見た時はとてもうれしかったですし、喜んでいただけたことにやりがいを感じました。
 
提供する食事は、患者さんによって種類が異なります。全粥食や嚥下食、普通食だとしても塩分制限やタンパク制限(PC食)、エネルギー制限(EC食)のように、さまざまな食種を作るのが病院食調理の特徴です。赤ちゃんのミルクを作ることもあります。主菜や副菜などの分担はローテーションで変えているので、まだ慣れない料理は調理に苦労することもあります。ですが、食事を通して患者さんの健康をサポートするために、これからも調理と向き合っていきたいです。

授業で学んだ大量調理の経験を活かし、1回250~300食の食事を作る

昔から食べることが好きで、将来は好きな食に関わる仕事がしたいと考えていました。食に関する仕事を調べていく中で「栄養士」を見つけて興味を持つようになり、中学3年生の頃には栄養士をめざそうと決めていました。
 
淑徳大学 栄養学科の授業で印象的だったのは、3年次に受けた「給食経営管理論実習」です。大量調理をする際の調理方法や衛生管理について実技を通して学ぶことができ、普段作らない量を調理する貴重な経験ができました。今の仕事でも1回で250~300食の食事を作っているので、この時の経験が役立っています。特に衛生管理については、大量調理ならではの注意や気配りが必要のため、仕事でも授業で学んだことを意識しながら調理に取り組んでいます。

国家試験を乗り越えられたのは、高め合える友人たちがいたから

管理栄養士の国家試験対策は3年次の2月頃からスタートしました。国家試験が行われたのは4年次の2月後半。約1年間試験勉強と向き合っていたので、途中で辛くなることもありました。ですが、栄養学科の友人たちと一緒に教え合い、高め合いながら勉強することで、「友人が頑張っているから私も頑張ろう!」と、辛い期間を乗り越えることができました。
 
今後の目標としては、病院以外にもさまざまな事業所を経験し、食を楽しみにされているたくさんの方々においしい食事を提供していきたいと思っています。そのなかでも自分のやりたいことを見つけて突き詰めていきたいです。
 
大学で得た知識や友人、先生とのつながりは、将来何にも代えがたいものになるはずです。私自身も大学に通うなかで強く感じました。これから入学されるみなさんは、自分の将来像を想像しながらなりたい自分になれるよう、大学生活を思い切り楽しんでください。